【人を大切にする経営学コース】第3講を開催しました

前回の講義から約1ヶ月が経過し、「人を大切にする経営学コース」第3講の日を迎えました。
今回は受講生32名での開催となりました。株式会社日本レーザーの代表取締役会長 近藤宣之氏を講師に迎え、『倒産寸前から25の修羅場を乗り切った社長の全ノウハウ』というテーマでご講義をいただきました。
第1講 坂本光司先生の「人を大切にする経営学」の考え方が根底に感じられる講義でありました。常に素敵な笑顔でお話しされる近藤会長のご様子に、受講生も柔らかい表情で聞き入っていました。

近藤会長は初めに、会社とは雇用を守り社員の幸福を実現することが目的であり、そのために必要不可欠なのが「利益」だとおっしゃっていました。改めて目的と手段を混同しないことの大切さを感じました。

また、経営における根底の考え方とともに人事評価制度についてもご説明をいただきました。
TOEICの点数評価など、人事評価の基準が明確でかつ、厳しさをもっていることに驚きました。社員を甘やかすのではなく全社員が強い向上心とモチベーションを持ち続けるための正しい制度を整えることが大切だと分かりました。社員にどう納得してもらったのか、という質問に対しては、マイナスになる制度だけではなくプラスになる制度を同時に提案されたことや、実力と成長を評価する正しいシステムであり、社員が納得するまで一人ひとりと粘り強く話し合ったことをお話しいただきました。

社員一人ひとりが他責思考を無くし、常に上を目指して努力する人が評価されるシステムが明確に整い、人間関係の風通しが良いからこそ、社員が仲間意識をもって働くことができる。会社が社員にできることは「雇用」を守ること、それこそが社員の安心感とモチベーションの源であるとのことでした。
ご自身の経験を元にした印象的なお話を数多くいただき、その誠実なお人柄にも心が動かされるご講義でした。

懇親会では、株式会社日本シーリング様と株式会社セレモニー宝典様から会社紹介をしていただきました。それぞれの発表に対して受講生から会社独自の取り組みに関する質問が飛び交い、非常に活気ある懇親会となりました。

今後一層懇親会での交流を深めていけたらと思います。