講師・講義内容紹介
第 1 講9/13 「日本でいちばん大切にしたい会社」と「人を大切にする経営学講義」
人を大切にする経営学会 会長
坂本 光司 氏
法政大学院政策創造研究科教授を経て現職。「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 審査委員長。他に国・県・市町・産業支援機関の公職多数。専門は中小企業経営論・地域経済論・福祉産業論。近著に「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズ、「いい経営理念が会社を変える」、『ポストコロナを生き抜く術!【実践】強い会社の「人を大切にする経営」』、『「新たな資本主義」のマネジメント入門』(ビジネス社)、「もう価格で闘わない」(株式会社あさ出版)等多数。
企業経営の価値が、業績軸から幸せ軸に転換している今日、著書「日本でいちばん大切にしたい会社」は累計70万部を超えるベストセラーとなり、日本の企業経営の在り方を変えようとしている。
日本でいちばん大切にしたい会社がスタンダードになりつつある今日、本講義の根底となるその理念を直に学ぶ。
第 2 講10/12 二代目板金屋社長の覚悟と挑戦 ~町工場の技術と女性の感性から生まれた自社ブランド~
株式会社山崎製作所 代表取締役
山崎 かおり 氏
大学卒業後、個人輸入雑貨店自営、一般企業 OLを経て平成 3 年山崎製作所に入社。平成 21 年 9 月、父で ある先代から事業継承し、代表に就任。複雑・難加工品の実績で積み上げてきた技術を活かして、医療機器分野へのさらなる販路拡大、そして2015 年に立ち上げた自社ブランド「三代目板金屋」では、女性板金チー ムが男性職人の力を引き出し表舞台にだすブランディ ング戦略を行っている。男性技術者が築いてきた金属加工の技術についてクールに楽しくを念頭に女性目線で発信している。
中小製造業において付加価値向上のための自家製品開発はポストコロナにおいても最重要課題である。当社はこれまで培った技術を活かし 製品開発を行い、デザイン性の高い「かんざし」 という新しい市場を創造し成長を続けている。 その過程での若手職人育成にかかる人財育成の手法、脱下請け、新市場創造による企業ブランディングなどについて事例を交えて学ぶ。
第 3 講11/14 なぜこの会社に人財が殺到するのか ~心の経営による成長と社員が輝く風土づくり~
株式会社ATホールディングス 代表取締役
堀切 勇真 氏
社員の勤務形態から福利厚生まで、日本トップレベルの制度設計を実現している株式会社ATホールディングス。企業の社会的使命を念頭においた人本経営により、地域企業から引継ぎを依頼されて実施した承継案件も数多く、確かな信頼を獲得するその経営から地域企業のあるべき姿を学ぶ。
日本でいちばん大切にしたい会社大賞を受賞された株式会社アドバンティク・レヒュースなど、数々のグループ会社を率いる堀切 勇真先生から、地域企業の社会的使命について自社事例を交えてお話いただく。
第 4 講12/5 五方よしの経営とその実践 ~顧客が顧客を呼ぶ超地域密着型経営~
株式会社さくら住宅 相談役
二宮 生憲 氏
愛媛県出身。大手住宅メーカー勤務を経て1997年横浜市にさくら住宅設立。「リフォームを通じて社会のお役に立つ会社になる」を理念とし、地域に根付くリフォーム会社を確立。2010年一般社団法人全国リフォーム合同会議を発足させ、リフォーム業界全体の地位向上を目指す活動をしている。また、人を大切にする経営学会副会長としても活動している。
神奈川県内に5店舗展開するリフォーム会社「さくら住宅」は、電球 の交換や障子の張り替えなど、家のちょっとした困りごとを快く引き受けることで地域住民に愛されている。飛び込み営業はせず、顧客の7割がリピーター。小さな補修工事を丁寧にこなすことが、大口のリフォーム受注につながり、22年連続の黒字経営を達成。顧客が株主になり、顧客が顧客を呼ぶ次世代の経営手法を社長から直接学ぶ。
第 5 講1/17
ポストコロナを生き抜く術!【実践】強い会社の「人を大切にする経営」
次世代経営演習①
株式会社サクシード 代表取締役 とちぎ経営人財塾 代表 作新学院大学 客員教授
水沼 啓幸
法政大学大学院修了。2010年事業承継課題を専門に解決するコンサルティング会社、株式会社サクシードを設立。地域特化型経営資源引継ぎ支援サービス「ツグナラ」を運営し他地域に向けて展開を図っている。専門は中小企業経営論、事業承継論、後継者育成論など。著書『後継者の仕事』(PHP研究所)、『ポストコロナを生き抜く術!【実践】「強い会社の人を大切にする経営」』(PHP研究所)『事業承継 買い手も売り手もうまくいくリアルノウハウ』(ビジネス社)他多数。
ポストコロナにおいて企業経営のあり方が大きく変化していく。この講義では、この環境下においても顧客の支持をうけ安定した業績を誇る企業の取組について事例企業を踏まえて共有する。テーマはDX、M&Aなど業種、業態別に今後、数年間で起こりうる変化への対応や新たな時代の人財育成の手法などについて新刊著書『ポストコロナを生き抜く術!【実践】強い会社の「人を大切にする経営」』より解説する。
第 6 講2/13 [ワーク] 次世代経営演習②
「講義の振り返りと、いい会社に
なるために何をやるべきか」
~いい会社になるための具体的取り組みを体系化する~
講義における学びを踏まえ、自社の分析からはじまり、ワークシートとディスカッションに繰り返し取り組みながら、実際に自社で実施するプロジェクトの計画を立案していく。最終的に具体的な行動計画をコミットメントシートとして落とし込み、本講義におけるひとつの成果がここに結実する。
第 7 講2024年3月予定 [企業視察] 伊那食品工業株式会社(長野県伊那市)
「年輪経営」をはじめとした伊那食品工業の経営モデルは、今では日本を代表する大企業も含めて現代の経営者の多くがモデルとしている。実際に現地を訪問し、現場を観ることでより具体的に経営のあるべき姿を自分の経営に落とし込む。
伊那食品工業株式会社 代表取締役社長
塚越 英弘 氏
1958年業務用粉末寒天の製造会社として設立。現会長の塚越寛氏の代表就任以降、原料の海草の価格に大きく左右される相場商品だった寒天の安定供給体制を確立し、寒天の成分を活用したさまざまな新商品開発に取り組んで新たな市場を開拓、48年間連続増収増益という金字塔を打ち立てる。平成19年中小企業研究センター(経産省)「グッドカンパニー大賞」で最高賞のグランプリ受賞など受賞多数。
最終講4/18プロジェクト発表会・修了式
前回までのワークで作成した行動計画をもとに、一人計10分のプレゼンテーションを行う。自らの学びと気づき、それによって変わった自分自身を語ることが、受講者同士の想いの共有と実現へのモチベーションとなる。全員の発表が終わった後、修了証の授与をもって本講義全日程の修了となる。経営の真髄を学んできたこれまでの1年間が結実する、感動のフィナーレ。
補講・特別講義
希望者のみご参加いただけるオンライン講義をご用意しております。
開催日程は後程ご連絡いたします。
マネジメント人財育成コース
1中小企業経営におけるロジカルシンキング
ビジネスパーソンに必須の論理的思考力を学ぶ。数多くの演習を通じてトレーニングを行い、実務で使えるスキル習得を目指す。
2事業変革に臨む経営者・経営幹部のリーダーシップ論
組織を動かすリーダーとなっていくために、どんな考え方、取組み方法が必要か考えていくことで、変革を導くスキルを習得を目指す。
担当コンサルタント
株式会社サクシード 取締役
シニアコンサルタント
コンサルタント事業責任者
市川 優
栃木県に本店所在地を置く金融機関にて、融資業務に従事。融資渉外時は、中小企業支援を中心に尽力し、4年連続で優秀渉外賞、特別賞を受賞。中小企業が持つ様々な経営課題に対しては、金融面のみの支援だけではなく総合的なコンサルティング支援が必要であると考え、現職に転職。2018年4月より同社執行役員となり、M&A事業、ツグナラ事業立ち上げの責任者を歴任。2021年3月にグロービス経営大学院を修了。同4月より同社取締役に就任。専門分野は中小企業の経営戦略、財務戦略、経営幹部育成、M&Aアドバイザリー支援。著書に『事業承継 買い手も売り手もうまくいくリアルノウハウ』(ビジネス社)など。
優良企業事例研究ゼミ
最終講のプロジェクト発表会に向けて、受講生同士でグループを組み、優れた経営革新を実践する優良企業の事例研究及びディスカッションを行う。
1優良企業事例ゼミ①
デジタルトランスフォーメーションとはどのような概念か、自社で導入するための基礎的な考え方や実践事例を学びます。
2優良企業事例ゼミ②
webでマーケティングを行うにあたっての基礎的な考え方を説明します。全体(マクロ)戦略と戦術(ミクロ)までを概観し、位置付けをつかみます。また、新たな見込み客との出会いの場として、また顧客との関係性強化のためのつーるとして有用なSNSを活用した集客方法について学びます。
3優良企業事例ゼミ③
生産性向上に貢献するデジタル利活用に向けて必要な基礎的ITリテラシーやハードウェア・ソフトウェアの基本を事例を交えて学びます。
担当コンサルタント
株式会社サクシード 代表取締役
とちぎ経営人財塾 代表
作新学院大学 客員教授
水沼 啓幸
法政大学大学院修了。2010年に事業承継課題を専門に解決するコンサルティング会社、株式会社サクシードを設立。地域特化型経営資源引継ぎ支援サービス「ツグナラ」を運営し他地域に向けて展開を図っている。専門は中小企業経営論、事業承継論、後継者育成論など。著書『後継者の仕事』(PHP研究所)、『ポストコロナを生き抜く術!【実践】「強い会社の人を大切にする経営」』(PHP研究所)『事業承継 買い手も売り手もうまくいくリアルノウハウ』(ビジネス社)他多数。
社内のDXを推進していくためには社内の担当者の存在が不可欠です。担当者として必要な要件定義、提案依頼書の作成、工程管理などやるべきことを学びます。
インターネットビジネス草創期の2001年よりwebデザイナー・ディレクターとして活動し、業種業態を問わずwebやSNSを活用したデジタルマーケティングの実行支援をこれまで500社以上にわたり手がける。また、マーケティングに留まらず企業のIT化・デジタル化についても相談から施策立案・実行までをハンズオンで多数支援している。ITコーディネータ・東京商工会議所web戦略パートナー。
開催概要
名称 | とちぎ経営人財塾 |
会期 | 令和5年9月 〜 翌年4月(計8回) |
時間 | 各回 14:00〜17:00 |
会場 | 栃木県青年会館コンセーレ 〒320-0066 栃木県宇都宮市駒生1丁目1−6 |
主催 | 株式会社サクシード |
定員 | 30名(先着順受付・定員に達し次第締切) |
受講料 | 385,000円(税込) |
お申し込み時の注意事項
■ ご案内している開催日程・開催方法・講師・講義内容は予定であり、事情により一部変更になる場合があります。
その際は事前に事務局より連絡いたします。
■ お申込み完了後のキャンセルはお受けできません。あらかじめご了承ください。
■ 受講料については請求書を発行いたしますので、詳細をご確認の上お振り込みください。
主催者は受講料金は返金いたしません。
■ 不測の事態によりセミナーが開催できない場合、事務局はその責任を負いません。
■ ビデオ会議ツール「Zoom」を使用したオンライン講義の形態で実施する講義がございます。
講義参加時はブロードバンド回線のご用意をお願い致します。
尚、接続に要する費用は参加者様のご負担となりますので予めご了承ください。