【マネジメント人財育成コース】第4講を開催しました
とちぎ経営人財塾第6期のスタートから通算で8回目の講義となる「マネジメント人財育成コース」第4講の日を迎えました。受講生31名(欠席2名)での開催となりました。弊社執行役員 コンサルティングチームリーダー 市川を講師とし「ビジネスモデル再定義のための経営戦略構築」というテーマで開講いたしました。
講義の序盤は、これまでの講義についてグループで振り返りを行いました。
受講生それぞれが実践できた点、思うように実践できなかった点を共有することができました。
- ファシリテーションやエンパワーメントなど、部下への接し方が変化した
- 財務についての部分を意識するのは難しかった
実感の伴った受講生の感想が非常に印象的でした。
振り返りの後、本日のテーマである「経営戦略」についてイメージから考えました。「会社を一つにするもの」「目標」「マーケティング」など、様々な意見をチャットで交換し、経営戦略とは「現状と目標を結ぶ、ストーリーのある道筋」であり、分析を通して立てる必要があることを学びました。
講義の中盤では、「経営戦略」を練るために必要なフレームワーク「3C分析」を、チャットで意見を出し合いながら学びました。
- Customer(お客様) : 市場・顧客
- Competitor(競合) : 業界について
- Company(自社) : 自社の強み・弱み
その後、学んだことを活かし、「カフェの店舗づくりにおける経営戦略」をグループで策定しました。
難易度の高い課題でしたが、自社を取り巻く環境からニーズや弱みを分析することができました。学生をターゲットにインスタ映えするカフェにする、仕事帰りのサラリーマンがふらっと立ち寄れる場所にする、主婦層にアプローチするために低価格路線にするなど、グループごとに違った戦略を発表されたことが大変印象的でした。
講義の終盤では、フレームワークの1つである「5Forces分析」について学びました。
縦軸にある「新規参入・競合企業・代替品」という3つの要素と横軸にある「売り手、買い手」という2つの要素から考えます。
脅威を分析し、排除するためにできることを考えたり、買い手と売り手の交渉力を分析し、より多くの利益を生み出すフレームワークです。
講義の最後には、市川からのメッセージがありました。失敗することを恐れずに仮説を立てて挑戦して欲しいこと、リーダーとして最終的には自分が決定し責任を持つ「衆議独裁」の考え方を学びました。受講生は非常に真剣に聞き入っていました。
マネジメント人財育成コース全体を振り返った、受講生のご感想を紹介いたします。
- パスゴール理論がとても学びになった。部下とともにコミュニケーションを取りながらやっていきたい。
- リーダーとしてあるべき姿を再確認できた。
- 意識が無かった部分が変化した。人の意見をよく聞いて決定したい。
- 学んだことをすぐ実践し、スタッフが変化する姿が楽しい。学ぶ力を頂いた。
- できていると思っていた部分ができていないことに気づき反省、実践に移すことができた。
懇親会では、有限会社存じやすの小林様から自己紹介をいただきました。これまでの人生や取り組みについて熱くご紹介いただき、非常に活気ある懇親会となりました。
今後一層懇親会での交流を深めていけたらと思います。